変換番長PRO販売終了のお知らせ

 変換番長PROに使用しておりましたルネサス社様製マイコンが底を尽きてしまいましたため、変換番長PRO制作を終了させていただきました。販売店さま、販売協力会社さまには、まだ在庫があるとおもいますので、ご入用の方は是非ご利用ください。

 この変換番長PROは、個人的に本当に思い入れがあるアイテムでして、エミュ用のイメージファイルを実機で動作させてプログラムしたりすることを目的に制作いたしました。某検索サイトで「68000 v4」と調べて出てきた超~怪しいイメージファイル(笑を試しにX68000実機に接続してみたり、X68000PROへSASI40MBx10台として接続してゲームを10台に満遍なくインストールしたり、PC-98DO+に内蔵して98 88のFDDへの書き戻し専用機にチャレンジしてみたりと、けっこう幅広く面白く遊べたアイテムだったかなーと思っております

※ DO+で動くんですよ。動いちゃうんです。動いちゃうって知っちゃうと、動かしたくなっちゃいますよね。[lun0]の他に[lun1]を付けたダミーイメージファイルを作って置くと動いちゃうんです。

 色々な使い方ができる分、設定が難しいアイテムだったかなと思います。歴代のWindowsによってFAT32のフォーマットに差異があって、同じFAT32でも認識したりしなかったりするような事もありました。8KBという少ないメモリーと、なにより、少ない僕の脳みそでは、FATの差異を全て吸収して、完全に動作させるには全然足りなかったですねーw

 初代変換番長はアルテラ社さんのFPGAを使ってハード的に制作したのに対して、今回はFATを処理したかったので、ルネサスさんのマイコンを使って作りました。なぜルネサスさんのマイコンで作ったのかというと、5V駆動OKでI/Oピンが32MHzで動作するから、という理由からでした。100MHzなど動作の早いマイコンの方が早いだろーって思うんですが、コアは100MHzでもI/Oピンの上げ下げに6クロックぐらいかかったりして、結局16MHzぐらいでしか動作しなかったりするので、ルネサスさんの1クロックでI/Oピンを上げ下げしてくれるマイコンの方が早かったりします。コードも、速さが必要なところはZ80的なアセンブラで記述できるし、なにより、ルネサスさんのマイコンの一番の利点は、公式マニュアルが日本語という所ですね!。公式マニュアルが日本語なんですよ!。大事なことなので2回言いました。

 次作は何にしようかなー、チャンスがあれば作りたいなーと考えているのですが、マイコンの次回入荷が確か2025年と書いてあったので、まだまだ先になりそうです。FPGAで何か作りたいな、とも思うのですが、こちらの方がさらにひどい有様で、一般品はコロナで全滅です。余談ですが、現在の頒布品でFPGAを使用しているのは「MSX2用16Mバイトカートリッジ」になります。こちらはオランダとブラジルのユーザー様への出荷がほとんどで、あまり日本での出荷はないです。本当、余談です。

 最近は、海外のユーザー様からのご注文が半分近くになりました。PC98、X68、TOWNSのキーボード・マウス変換機や変換番長PROをご購入される方が多く、海外でも日本のレトロPCを楽しまれてる方々が大勢いるのかなーと思うと本当に嬉しいです。世の中が早く平和になればいいなーと思います。

 これからも色々と制作してまいりますので、今度ともどうぞよろしくお願いいたします。

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