変換番長V4 トラブルシューティング

変換番長V4が動作しない、パソコンが認識してくれないなどのトラブルが解決した過去の出来事をまとめてみます。その他にわからないことなどありましたら、お問い合わせやコメント欄へお知らせください。

ターミネーターは着けなくてもいいの?

外付で、終端に接続する場合には必要となりますが、内蔵の場合にはSASI/SCSIボードによって必要になる場合とならない場合があります。X68000内蔵SCSIのようにSCSIボードが終端にならない場合には、本体に内蔵されている青いターミネータを外し、 変換番長をターミネータを実装した状態で装着するのが理想となります。ただ近距離ですので、本体の青いターミネーターを装着した状態で、ターミネーターを取り外した変換番長を接続しても動作します。X68000SASI内蔵は、ターミネーターを使用してください。

PC-98シリーズのSASIについては、220/330Ωのターミネーターではなく、FDDのように1000Ωでプルアップされた状態でシングルエンド動作している機種があります。シングルエンド動作の場合にはターミネーターは必要ありません。機種によりますので、ターミネーターの装着未装着で動作状況を調べながら実践的にお試しください。

バスパワースイッチってなに?

外付タイプの変換番長の場合にはON/OFFスイッチとなります。

内蔵タイプの変換番長の場合には、SCSIターミネーターを使わないかわりに、その電気(バスパワー)で変換番長を動かすためのスイッチです。バスパワーを使用する際には、必ずターミネーターをお外しください。

ご注意点:ボードや機種によりターミネーターパワーが供給されない場合がございます。SASIでは動作しません。

CFカードやSD CF変換アダプターはどれを選べばいい?

最近のものでしたら、どこのメーカーのCFカードでも大丈夫です。ただしコピー品の場合には動作しない場合があります。以下に、ユーザーさまより提供していただきました、CF SDアダプターの動作しやすいものと、しにくいものの比較画像を載せておきますので、ご参考になればと思います。

動作しやすいSD CF変換アダプター

見た目は全体的にプラスチック的な感じでSD差込口が黒い。作動電流が120mAと低めでSDカードを合わせても200mAそこそこで動作する。動作は極めて安定。

動作しにくいSD CFアダプター

ユーザー様よりご提供頂いた、同メーカーのSD CF変換アダプター。特徴はシールが曲がっており、SD挿入口に3つの留め金具が見える。作動電流が300mAから700mAとバラツキがあり、初期化できないことがある。ご提供していただいたユーザー様はデジカメでの使用を考えて購入したが動作しなかったとのこと。

動作しにくいアダプター。別のユーザー様より送っていただいたアダプター。 SD挿入口に3つの留め金具が見える。 作動電圧が300mAから700mAとバラツキがあり 、初期化できないことがる。シールがかなり曲がって貼られている。

動作しにくいアダプター。他のユーザー様より送っていただいたアダプター。
SD挿入口に3つの留め金具が見える。 作動電圧が300mAから700mAとバラツキがあり 、初期化できないことがある。

CFカードをFAT32/exFATでフォーマットしたのに認識しない

他のCFカードリーダーでおためしください。ノートパソコンについているカードリーダーでフォーマットすると、ごくたまにCFカードと相性が出てしまうことがあるようです。またwindowsXPや7でもフォーマットを認識しない場合があるようですので、Windows10以降でフォーマットしてお試しください。

【対策追加 】

動作確認済みの[トランセンド4GBCFカードをFAT32フォーマットしたイメージファイル(135KB)]をご用意させていただきました。ダウンロードしたZIPファイルを解凍していただき、DDforWIN(シリコンリナックス株式会社様製フリーアプリ)を使用してCFカードまたはSDカードへ書き込んでお試しください。

 イメージファイルは、様々な4GBのメディアに入りますよう、4GBの約95%(3.7GB)でフォーマットしております。そのため、DDforWINでメモリーカードへ書き込む際に、
「対象ディスクサイズより小さなイメージファイルが指定されていますが、よろしいですか?」
と、尋ねられますので「はい」を選んでください。書き込みが終わりますと、メモリーカード内に40MBのSCSIイメージファイルが入っていると思いますので、そのまま変換番長PROへ挿入してみてください。

【追加終】

変換番長が認識するCFカードのフォーマットはFDISKタイプのFAT32となります。FDISKタイプとはHDDのようにパーティーションが切れるタイプのフォーマットです。それに対して、SFD(スーパーフロッピー)タイプがありまして、こちらはパーティーションを必要としない小容量のメモリーカード用のフォーマットとなっています。

変換番長で使用する場合には、必ずFDISKタイプでフォーマットして頂きたいのですが、メーカー初期状態や、デジカメでフォーマットした状態、Windows7以前でフォーマットした場合には、SFD(スーパーフロッピー)タイプになってしまう事があるようです。※Windows7以前はカードリーダーによってもフォーマットタイプが変わることがあるようです。

容量を使っていくと、徐々に遅くなっていくんだけど?

exFATをお使いください。FAT32の性質上、「あるデータ」を取り出すためには、ファイルクラスタ先頭からFATを追いかけて「あるデータ」のクラスタまでたどり着く必要があります。そのため、イメージファイルの後ろの方に「あるデータ」が存在すると、たどり着くまでに時間がかかり、速度が遅くなっていきます。対処方法は、できるだけ大きなクラスタサイズでフォーマットしてお使いいただければ比較的軽くなります。

SASIのイメージファイルをパソコンが認識しない

SASIでご利用いただく際には、イメージファイルのオプションに[256]を追加してください。例:X68000 StartUpDisk[sasi0][lun0][256].hdf

X68000エミュレーターのSASIイメージファイルを認識しない

X68000のSASI HDDは、動作する容量範囲が実機によって異なります。エミュレーターが作成したイメージファイルが実機の容量範囲に入らない場合には動作しません。イメージ作成アプリケーションツールで作成したSASIイメージファイルはSHARE純正SASI HDDのジオメトリ情報を元に作っておりますので実機で動作します。

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